運送業の2024年問題 / 改善基準告示 2024.4.1 施行

デジタコのデータ、
無駄にしていませんか。

デジタコには、全車両の走行・停車・休憩・荷役の時刻や走行距離が毎日蓄積されています。
しかし、多くの現場では記録・保存するだけで、十分に活用されていません。
連携サービスは、このデータを自動的に kintone へ取り込みます。

日報・明細の手入力ゼロお手持ちのデジタコを活用車両1台 月額500円〜単体導入も可
example.cybozu.com ─ 運行データ一覧
改善基準ダッシュボードの全体画面。KPIカード6種、ドライバー別一覧、アラート一覧、あと何分でアウト、月間拘束ランキングなどが表示されている
デジタコ連携サービス

デジタコの記録を、kintone の「使えるデータ」にします。

走行・停車・休憩・荷役の時刻は、すでにデジタコが持っています。それを毎日 kintone へ取り込み、運行日報(乗務記録)と明細サブテーブルを自動で組み立てるのが連携サービスです。1日あたり十数行 × 車両台数ぶんの入力が消えるだけでなく、取り込んだ数字はそのまま4つの用途に回せます。

デジタコの記録 ─ ある1日時刻と状態が並んでいるだけ。このままでは判定にも集計にも使えません。

  • 08:00出庫
  • 08:15走行
  • 09:20走行
  • 10:10停車
  • 10:55作業
  • 12:00走行
  • 13:50休憩
  • 14:35給油
  • 14:45走行
  • 16:20作業
  • 17:25走行
  • 18:55帰庫
example.cybozu.com ─ 運行日報
kintone の運行日報レコード。運行日・車両・乗務員・連携コード・運行開始/終了日時・出庫/帰庫メーター・走行距離・実車/空車の距離と時間が埋まり、運行明細サブテーブルに出庫から帰庫までの各行が開始/終了日時・経過時間・状態・内容・地名つきで並んでいる

画面を拡大して見る(別タブ)

連携で自動作成された運行日報レコード実際の kintone 画面

  • 1日 = 1レコード運行日報が、毎日ひとりでに立ち上がります。
  • 明細 1行 = 1状態走行・停車・休憩・荷役…状態が変わるたびに1行増えます。行数はその日の動き次第(この画面は12行)。
  • 手入力 0ドライバーも管理者も、誰も触っていません。

画面はデモ環境のものです(乗務員名・車両番号はサンプル)。表示の都合で GPS(緯度・経度)の列は省略していますが、実際は明細1行ごとに座標も記録されます。給油量・アドブルー補充量なども連携対象です。

1回の取り込みで、4つの用途に効きます。 同じデータを、判定にも管理にも勤怠にも使い回せます。

改善基準告示の判定に

拘束・休息・連続運転の判定には、時刻の入った明細が必須です。連携で明細が揃うことで、はじめて自動判定が成立します。

改善基準ダッシュボード(オプション)

積算走行距離を自動更新

運行ごとの走行距離を車両アプリへ書き戻し、積算距離を最新の値に保ちます。走行距離を手で拾い直す作業がなくなります。

車検・点検・タイヤ交換の管理に

運行内の休憩時間を取得

デジタコが記録した休憩の開始・終了をそのまま取り込むため、実際に取れた休憩時間が数字で残ります。

勤怠アプリの休憩実績に

運行日報そのものが埋まる

ドライバーが帰庫後に日報を書き起こす前提がなくなります。記録されたものが、そのまま日報になります。

日報の作成・確認の時間削減に
データが入っただけでは、判定にならない

運行データを足し算しても、違反は表に出てきません。

kintone にデータが揃っても、改善基準告示の判定は時間の合計では出ません。「どこで区切るか」で結果が変わるからです。
現場でよく起きる3つのパターンを、改善基準ダッシュボードは構造として扱います。

日跨ぎ・中抜け

遅番 20:00 → 翌早番 5:00 が、別の日として数えられる

運行日(暦日)ごとの集計では、間が6時間しか空いていなくても2日ぶんの勤務として扱われ、拘束19時間が表に出ません。

ダッシュボードの扱い 「1日」は始業から24時間。勤務間が継続9時間以上空いたところで区切り、9時間未満は同じ1日として通算します。
車両の乗り換え

レコードが分かれると、連続運転がそこで切れる

午前便と午後便、または車両を乗り換えて運行レコードが2件になると、レコード境界をまたぐ連続運転が検出できません。

ダッシュボードの扱い 同じ「1日」に通算した複数レコードの明細を時系列に連結し、レコードをまたいで連続運転を積み上げます。
荷役の扱い

30分の荷役でリセットすると、4時間超が消える

荷積み・荷降ろしは運転からの離脱ですが、告示上の「中断」ではありません。作業を中断として数えると違反が見えなくなります。

ダッシュボードの扱い 中断として数えるのは「中断/休憩/休息」のみ。荷役などの作業では連続運転をリセットしません。
ダッシュボードの判定基準

判定は、告示のしきい値そのままで。

改善基準告示(自動車運転者の労働時間等の改善のための基準)は、トラック・バス・タクシーの運転者について拘束時間・休息期間・運転時間の上限を定めた厚生労働省の告示です。トラック運転者の基準は2024年4月1日に改正が施行されました。ダッシュボードはこの告示のしきい値をそのまま判定に使い、総合判定は6指標のうち最も重い区分を採用します。

1日の拘束時間始業から24時間で評価
OK 13:00以内(原則) 注意 〜14:00 特例確認 〜15:00 警告 15:00超
休息期間勤務と勤務のあいだ
警告 9:00未満 OK 9:00以上(下限) 良好 11:00以上
連続運転時間中断は10分以上・合計30分以上
OK 3:30以内 注意 〜4:00(上限) 警告 4:00超
運転時間(2日平均)前後の運行ペアで評価
OK 前後とも 9:00以内 注意 片側ペアが超過 警告 前後とも超過
運転時間(2週)当日を含む過去14日の合計
OK 80h以内 注意 〜88h 警告 88h超(44h×2)
月間拘束時間労使協定の有無を設定で反映
OK 260h未満 注意 〜284h 特例確認 〜310h 警告 310h超

労使協定がない設定では284時間超で即「警告」。年間3,300/3,400時間・284時間超の連続3か月・年6か月は年間ビューで判定します。

活用例 ─ 改善基準ダッシュボード

貯まったデータは、こう見えます。

連携サービスで取り込んだ運行データに、改善基準ダッシュボード(オプション)を重ねた画面です。kintone の一覧画面のヘッダーに描画されるので、専用画面への移動はありません。以下はすべて実際の画面です。

01 ─ 判定根拠

「なぜ警告なのか」を、明細1行ずつ再生して見せる。

判定セルをクリックすると、しきい値の帯に加えて、明細をどう積み上げてその数字になったかのトレースが出ます。監査や社内説明で、口頭の補足が要りません。

  • 運転を加算した行・中断でリセットした行を色分け
  • 最大連続運転をつくった区間をハイライト
  • 10分未満の停車は「中断に数えず継続」と明示
  • 拘束・休息・2日平均・2週・月間も同じ根拠表示
FIG.01判定根拠モーダル / 連続運転 9:00 が成立するまでの明細トレース
連続運転時間の判定根拠モーダル。判定バンドと、明細を1行ずつ再生した計算根拠のトレース表が表示されている
02 ─ ドライバー履歴

名前をクリックすれば、直近92日ぶんが縦に並ぶ。

特定のドライバーを追いたいときは、一覧の名前をクリック。各「1日」の拘束・休息・連続運転・2日平均・2週・月間・総合が新しい順に並び、傾向がその場で読めます。行をクリックすると、その日の明細へ。

FIG.02ドライバー履歴 / 直近92日の運行を新しい順に
ドライバー履歴モーダル。1日ごとの拘束・休息・運転・連続運転・2日平均・2週・月間拘束・総合判定が新しい順に並んでいる
03 ─ ドリルダウン

集計の元になった明細を、時系列のまま確認する。

その日の運行明細を、状態・区分・開始・終了・時間・荷主・距離の順に表示。あわせて当月の日別拘束も並ぶので、月間拘束がどの日で積み上がったかが一目で分かります。

  • 走行/中断/休憩/休息/作業を色で区分
  • 拘束の起算(何時〜何時)を明記
  • 当月の日別拘束と合計を同じ画面に
FIG.03明細ドリルダウン / その日の集計と元データ
ドリルダウン画面。その日の指標サマリ、運行明細の時系列テーブル、当月の日別拘束が表示されている
04 ─ 年間ビュー

年間3,300時間と連続3か月を、先に見つける。

年度(起算月は設定可・既定4月)の月別拘束を一覧し、年間上限・284時間超の連続月数・年6か月をまとめて判定。年度末に気づくのではなく、途中で手を打つための画面です。明細を取得しない設計で、12か月ぶんでも軽く開きます。

FIG.04年間ビュー / 月別拘束・年計・284h超の月数・判定
年間ビュー。ドライバーごとに4月から3月までの月別拘束時間、年計、284時間超の月数、判定が並んでいる
05 ─ 絞り込み・出力

見たい範囲だけに、その場で絞る。

日付の移動、部署・部門での絞り込み、条件ビルダーでの掛け合わせに対応。絞り込んだ結果はそのまま CSV に出力して、報告資料に持っていけます。

  • ドライバー名・各判定・時間・距離を AND/OR で組み合わせ
  • 部署・部門など、レコード側のフィールドで絞り込み
  • 前日/翌日/今日のワンクリック移動と CSV 出力
FIG.05条件ビルダー / 日付・部署・条件で絞り込む
ダッシュボード上部のツールバーと条件ビルダー。項目・演算子・値をAND/ORで組み合わせて絞り込める
ダッシュボードの設定

運用に合わせて、判定の前提を選べます。

設定はすべてダッシュボードの設定画面から。フィールドはドロップダウンで選ぶだけで、JavaScript は不要です。

拘束の起算

出退勤か、運行明細か

法令上は「出勤〜退勤」が正しい基準。勤怠アプリがあれば打刻を参照し、無ければ運行明細の全幅(出庫前点呼〜帰庫後点呼)で算出します。

勤怠アプリ連携

中抜け勤務にも対応

ドライバーと運行日で打刻を突合。朝出勤→昼退勤→夜再出勤のように複数打刻があっても、最初の出勤から最後の退勤までを拘束として扱います。

特例勤務

判定対象外にできる

分割休息・2人乗務・隔日勤務・フェリーなど、通常の基準で測れない勤務区分を「対象外」に。対象外の日は KPI・アラート・年間集計から外れます。

労使協定

上限の切り替え

協定ありなら年6か月まで310時間、なしなら284時間超で即「警告」。年間上限も 3,400/3,300 時間で切り替わります。

年度・絞り込み

会社の区切りに合わせる

年度の起算月(既定4月)を指定可能。部署・部門フィールドを指定すると、ダッシュボード上部に絞り込みドロップダウンが出ます。

表示範囲

出す一覧を選ぶ

表示する一覧(ビュー)を選択できます。カスタマイズビューでもHTML編集は不要。絞り込みクエリで対象データの限定もできます。

構成と価格

連携は台数ぶんの月額。ダッシュボードは買い切りです。

主役はデジタコ連携サービスです。稼働している車両の台数だけの月額で、日報・明細・走行距離・休憩時間の取り込みまでを含みます。改善基準告示の判定まで自動化したい場合に、ダッシュボードを買い切りで足す構成です。連携サービスだけの導入もできます。

01 ─ 主サービス

デジタコ連携サービス

¥500/ 車両1台・月

運行日報・明細サブテーブルの自動生成、走行距離の車両アプリへの書き戻し、休憩時間の取得を含みます。 稼働している車両の台数だけの課金です。

02 ─ オプション

改善基準ダッシュボード

¥200,000買い切り/1アプリ

6指標の自動判定・判定根拠の表示・ドライバー履歴・年間ビュー・CSV出力。 月額費用はかからず、バージョンアップも追加費用なしでご利用いただけます。

03 ─ 初期費用

デジタコ連携PCセットアップ

¥20,000/ PC1台

初期設定時に、デジタコ連携を行う PC 1台あたり申し受けます。 PC の買い替え・追加の際にも、その都度発生します。

構成(車両30台・PC1台の場合)初期費用月額年額初年度合計
連携サービスのみ¥20,000¥15,000¥180,000¥200,000
連携サービス + ダッシュボード¥220,000¥15,000¥180,000¥400,000

表示価格は税別です。初期費用はデジタコ連携PCセットアップ費用(PC1台あたり ¥20,000)で、上表は PC1台で試算しています。PC の買い替え・追加の際にも、その都度発生します。
ダッシュボードは買い切りのため、2年目以降は連携サービスの年額のみとなります。デジタコの機種・車両構成によって初期設定の内容が変わります。お問い合わせ時にあわせてご案内します。kintone のライセンス費用、デジタコ本体の費用は含みません。

判定の範囲

迷う場面では、安全側に倒しています。

改善基準ダッシュボードの判定対象は、あいまいにしません。以下は現時点で判定していない項目と、その場合にどちらへ倒すかです。

各特例の専用上限分割休息の合計10/12h、2人乗務20/24h、隔日21h・2週126h、フェリー。該当日は「対象外」として除外できますが、特例固有の上限では判定しません。
予期し得ない事象の控除2024年新設の控除特例には未対応。控除せず全時間を拘束として扱います(安全側)。
休日労働の回数制限「2週間に1回まで」は、休日情報を持たないため判定しません。
14時間超は週2回まで努力義務のため、週の回数を判定根拠に表示するのみで、判定区分には反映しません。
連続運転の延長特例SA・PAに駐停車できない場合の4時間30分への延長は未対応で、4時間で判定します(安全側)。
2日平均の翌日ペア翌日の運行データがまだ無い当日は「注意」止まり。違反の確定には翌日のデータが必要です。
よくある質問

導入前に、よく聞かれること。

Q運行日報のアプリをまだ作っていません。ゼロから設計が必要ですか。

サンプルのアプリテンプレートをご用意します。フィールド構成・明細サブテーブル・一覧まで組んだ状態でお渡しするので、そのまま使うことも、貴社の運用に合わせて項目を足すこともできます。すでに運行日報アプリをお持ちの場合は、そちらのフィールドを設定画面で割り当てるだけです。

Q明細サブテーブルは、誰が入力するのですか。

デジタコ連携サービスが自動で生成します。走行・停車・休憩・荷役の開始/終了時刻はデジタコが記録しているものをそのまま取り込むため、運行管理者やドライバーが1行ずつ入力する必要はありません。

Qどのデジタコと連携できますか。

連携できるサービスは以下のとおりです。 ISUZUMIMAMORI 矢崎(DTG・YDX)ESTRA/ESTRA-Web/ESTRA-Web2/TRAFFICS2 富士通/デンソー(DTSシリーズ)ITP-WebService V2/V3 システック(EarthDrive)ロジこんぱす NPシステム開発(NETシリーズ)Web地球号 ※連携するためには別途デジタコメーカー提供の連携オプションが必要です。詳しくはお問い合わせください。

Qアナログタコグラフ(アナタコ)でも使えますか。

デジタルタコグラフが前提です。アナタコのチャート紙を読み取る機能はありません。デジタコへの入れ替えを検討中でしたら、機種選定の段階からご相談ください。取り込めるデータの形式が事前に分かっていると、導入後の設定が短く済みます。

Q巡回指導や監査の資料として使えますか。

拘束時間・休息期間・連続運転の集計結果を画面で確認でき、明細1行ずつの計算根拠まで遡れます。ただし法定の記録そのもの(運行記録計の記録・乗務記録)は、デジタコ側のデータと運行日報が原本です。本サービスとダッシュボードは、その原本を集計して超過を早く見つけるためのもので、記録の作成・保存義務を代替するものではありません。

Q連携サービスだけを導入することはできますか。

できます。日報の自動化・走行距離の自動更新・休憩時間の取得までは、連携サービスだけで完結します。改善基準告示の判定まで自動化したくなった時点で、ダッシュボードを後から追加していただいて構いません。逆にダッシュボードだけの導入はおすすめしていません。明細を手入力で埋める運用になり、1日あたり数十行 × 車両台数ぶんの入力が毎日発生するためです。

Q必須のフィールドは何ですか。

ドライバー(ユーザー選択または文字列)・運行日(日付)・始業/終業(日時)・明細サブテーブル(開始・終了・状態区分)です。走行距離・荷主・部署/部門・勤務区分は任意で、設定すると絞り込みや特例勤務の除外に使えます。

Qダッシュボードはどこに表示されますか。

レコード一覧画面のヘッダースペースです。一覧形式・カスタマイズビューの両方に対応しており、カスタマイズビューでもビューのHTMLを編集する必要はありません。表示する一覧は設定で選べます。

Q勤怠アプリとの連携は必須ですか。

任意です。法令上は「出勤〜退勤」が拘束時間の正しい基準のため、勤怠アプリがある場合は打刻を参照する設定を推奨しています。無い場合は運行明細の全幅(出庫前点呼〜帰庫後点呼)で算出します。

Q車両台数が多いと、画面が重くなりませんか。

日付範囲を分割した並列取得、取得項目の限定、明細パース結果のキャッシュで最適化しています。500台/日の規模でも全社一括で実用域です。年間ビューは明細を取得しない設計のため、12か月ぶんでも軽く開きます。

Qバージョンアップに追加費用はかかりますか。

かかりません。改善基準ダッシュボードは買い切りで、月額費用もありません。ご購入時にお渡しするライセンスキーを設定画面に入力していただければ、以降のバージョンアップもそのままご利用いただけます。

Q価格に含まれないものはありますか。

kintone のライセンス費用と、デジタコ本体・その利用料は含みません。表示価格は税別です。デジタコ連携サービスは車両1台あたり月額 ¥500、改善基準ダッシュボードは ¥200,000 の買い切りです。これとは別に、初期設定時にデジタコ連携PCセットアップ費用として PC1台あたり ¥20,000 を申し受けます。この費用は PC の買い替え・追加の際にも、その都度発生します。

デジタコ連携サービス

デジタコの記録は、
もう十分に貯まっています。

お使いのデジタコの機種名と車両台数をお知らせください。連携可否と、取り込めるデータの範囲をお伝えします。デモのご依頼も承ります。